伊刑務所でペットセラピー!ペットは受刑者の心を癒すか!? [ニュース]
AFP通信によると、イタリア・ミラノ(Milan)近郊にある
ボッラーテ(Bollate)刑務所では、
受刑者に対してペットセラピーが提供されているのだそうです。
受刑者はラブラドルレトリバーやドーベルマン、ミックス犬
への訓練、しつけや触れ合いの時間を通して、
孤独を癒したり、スキンシップをはかれるなど、
良い効果が得られているようです。
受刑者の中には出所後の仕事にペットセラピストを
考えている人もいるようです。
ボッラーテ刑務所は2000年に実験的に設置された刑務所で、
上述のアニマルセラピーや職業訓練の実施などにより、
再犯率の低下に大きな効果をあげているのだそう。
イタリア全体の再犯率は78%なのだそうですが、
ボッラーテでの再犯率はわずか20%なのだとか!!
驚異的な数字ですね!
★ペットセラピーの歴史
動物との触れ合いによる癒し効果は、昔から体感されていたようです。
古くは古代ローマ帝国の時代、
戦争で傷ついた兵士のリハビリに馬が用いられたといいます。
1792年、イギリスのヨーク収容所(精神障害者施設)では
患者にウサギやニワトリなどの動物を飼育させ、
自制心を身につけさせる試みが記録されています。
精神分析学の創始者である、ジークムントフロイトも、
患者との面談に際し、患者をリラックスさせるために、
自分の傍らにチャウチャウを座らせて診察にあたったのは、
有名なエピソードですね。
また、ナイチンゲールも、動物のことを
病人に愛と明日への希望を与える存在だと評価したそうです。
近年のアニマルセラピーにおいては、
精神障害者、身体機能障害者、囚人以外にも、
子ども、高齢者、終末期医療など幅広い人を
治療の対象にしているそうです。
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2015-03-16 07:24
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